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パニック障害の人は音に敏感!生活音も気にしてあげよう

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普段は生活音なんて気にしませんよね。

しかし、パニック障害の人が身近にいるなら注意してあげてください。

健康な人にはたかが物音でも、パニック障害の人には発作を引き起こすきっかけにもなってしまいます。

苦手な音も個人差がありますので、1つの例としてご紹介します。

 

・効果音でよくある心音

ドクン、ドクン…と響く心音。

テレビの結果発表や病気の番組などでよく使われますよね。

心臓が動く音は、パニック障害の人が聞くと発作を思い出してしまうのです。

パニック障害の発作では、息が吸えず苦しくなり酸素の循環がうまくできません。

そうすると脈も速くなりますし、心臓に負担がかかります。

パニック障害の人には、心臓が激しく動いている発作の瞬間が恐怖です。

死んでしまうかもしれないと不安になることもあります。

また、動画に合わせて心音が早まる場合は注意が必要でしょう。

聞いているとつられてしまって、パニック障害の発作を引き起こしかねません。

健康な人はそんなに気にしませんが、パニック発作を知っている人からしたらとんでもないことなのです。

 

 

・いきなりの爆発音

テレビの罰ゲームなどでよく使われる爆発音。

健康でも爆発音を苦手な人もいるのではないでしょうか。

健康な人でも、いきなり大きい爆発音がすれば驚くことも無理はありませんよね。

パニック障害の人は、驚いた反動で発作を引き起こす可能性があります。

驚くと呼吸が一瞬止まり、一定だった心臓のリズムも崩れます。

その崩れた心臓のリズムが発作につながるのです。

怖がりの人には、特に危険でしょう。

そのような人は小さいことでも驚き、身体もすぐ反応してしまいます。

パニック障害の人はただでさえ音に敏感です。

それに加えて怖がりなら、パニック障害の発作を引き起こしやすくなります。

先ほどの心音とは違い、心臓がパニック障害の発作と同じ動きをすることがきっかけとなるのです。

 

・「ドキドキ」などの言葉

音だけではなく、言葉でも注意したほうがいいでしょう。

出来事でドキドキすることがあったら、人に話したくなりますよね。

転びそうになってドキドキした。

ドキドキするドラマのシーン。

このような会話でも使われるドキドキ。

健康な人にとっては、軽い刺激の表現で終わります。

しかし、パニック障害の人には発作を連想させやすい言葉なのです。

心音のところでも述べたように、心臓が激しく動くパニック障害の発作。

ドキドキ、バクバクなどの心臓の動きに関わるような言葉は、パニック障害の人にはNGなのです。

例え言葉でも、パニック障害の人には恐怖となります。

会話の中でも、注意が必要なのです。

どうしても話したい場合は、パニック障害の人以外に話しましょう。

 

 

・対策①イヤホンを使って静かにする

パニック障害の人が近くにいる場合は、音楽やテレビを楽しむ際にイヤホンを使いましょう。

イヤホンを使うことで音が抑えられ音楽やテレビを自分は楽しめて、周りの人が不快な思いを抱くこともありません。

健康な人も、爆音で苦手な音楽を聴かされるのは嫌ですよね。

パニック障害の人は音に敏感で、嫌な音が聞こえるとイライラしてしまいます。

そして、イライラがピークに達するとパニック障害の発作を引き起こすのです。

パニック障害の人が音楽やテレビを楽しんでいる場合は、気にしなくて構いません。

昔はイヤホンも有線だったので、離れて使えませんでしたよね。

しかし、現在はBluetoothイヤホンも普通になりつつあります。

自分にもパニック障害の人にとっても、快適に過ごせるようたくさんイヤホンを使ってくださいね。

 

 

・対策②大きい音を出すときは一声かけてあげる

 

大きい音を出したいときは、目を合わせて「今から大きい音出すよ」一声かけましょう。

例えば、掃除機をかけたいときです。

現在は、静かな音の掃除機も多いですよね。

しかし、大きい音でゴミを吸い込む掃除機は注意が必要です。

いきなりの爆発音でも述べたように、パニック障害の発作が起こりうるのです。

そして、一声かけるのもコツがいるのです。

いきなり大きい声で話しかけるのではなく、目を合わせて今から話すよと合図をして相手が気づいてから話かけましょう。

なぜなら、大きい声で驚かせては、一声かける意味もないからです。

一声かけるのも慎重に行いましょう。

 

 

パニック障害の人には、生活音も発作の引き金になることがあります。

健康な人には理解するのが難しいですが、上記のことには注意してあげましょう。

紹介している対策も実践してみてはいかがでしょうか。